死亡事故についての相談や依頼はいつ弁護士にすべき?
死亡事故によって被害者が亡くなってしまった場合には、できるだけ早いタイミングで弁護士に依頼するのが望ましいです。
精神的な喪失感や加害者への怒りがあるなかで、次々と処理をしないといけない事項が舞い込みます。
さらに、加害者側の保険会社が適切な手続きを行ってくれるとは限りません。
専門的な知識を有していない場合、加害者側の保険会社が提示する示談金が適正な金額であるかどうかは分からないはずです。
あまり深く考えずに示談書にサインをし、後になって不当な金額と判明しても後の祭りです。
また、死亡事故の場合は特に示談金が高額になります。
弁護士に依頼するかどうかによっての金額差は非常に大きいといえるでしょう。
ただ、慌てて弁護士に依頼するのはおすすめできません。
あくまでも死亡事故に強い弁護士に依頼するのが望ましく、弁護士選びによっても慰謝料額に大きな差が生まれることもあります。
弁護士を選ぶうえにおいての基準とは
死亡事故における弁護士選びの基準のひとつとなるのが死亡事故に強いかどうかです。
ひとくちに弁護士といっても、それぞれで得意分野があります。
相続、過払い、離婚、交通事故といったどの専門性を売りにしているかはそれぞれで異なるものです。
もちろん、弁護士であるからこそ、どの項目でも対応するのは可能となります。
ただ、死亡事故の示談交渉をするにあたって、死亡事故に強い弁護士に依頼した方が示談金は上がる可能性は高まります。
さらに、得意分野が多い弁護士に関しては疑ってかかることも大切です。
大きな法律事務所で分野ごとに特化した弁護士が複数人在籍している場合ならまだしも、単に何でもできる弁護士であることをアピールしているだけの可能性もあります。
死亡事故だけに特化した知識と経験を持つ弁護士の方が信頼できるのは間違いありません。
また、ホームページに掲載されている事例やブログの内容をしっかり吟味するのも大切です。
類似する死亡事故案件を数多く扱い、良好な結果を得られているのであれば、相談する価値は高まります。
家族が死亡事故に遭った場合、いつ弁護士に依頼するかが大切です。
そして、どの弁護士に依頼するかによっても示談金額は大きく変わる可能性は極めて高いです。
大切な人を死亡事故で亡くしたなかで冷静に判断するのは難しいものの、弁護士選びは安易にすべきではなく、慎重に行わないといけません。
この記事を読まれた方にオススメの情報5選
死亡事故で弁護士を雇う利点は、公的な手続きを代行してもらえる、加害者側の交渉を任せられるので直接会わずに済む、保険会社と交渉して保険金の増額が望めるなどがある。
死亡事故の示談を損保会社からされた際には、親族間の紛争を減らすために損保会社への窓口は一人に絞る、損保会社からの交通事故の示談はすぐに了承しないなどの注意が必要である。
死亡事故における弁護士費用は獲得金額の割合によって決められる。あるいはもともとの提示金から増額させた金額の場合もある。死亡事故の慰謝料の相場は非常に高額になるため、弁護士に相談をするのが望ましい。
交通事故で怪我を負ったり、あるいは死亡事故となってしまったりした場合、弁護士に依頼すると被害者の負担を減らせる。弁護士費用特約により、被害者は弁護士費用の負担を減らす事が可能である。
死亡事故の対応をご遺族で処理するのではなく弁護士に任せる事で、損害賠償金額が増えたり、各種手続きの手間が省けたりと、様々なメリットがある。