損害賠償金額について、結果的に高額な示談金をとれる人と、低額な示談金になる人との違いはどこにあるのでしょうか。
その最大の違いは、「弁護士に相談するかどうか」という点です。
法律面に関しての知識がない状態で、自分一人で解決しようと試みるのは、大幅に不利だといえます。
保険会社が出してきた提案について、示談の金額を見て、これは妥当な金額と言えるのか、妥当ではない金額と言えるのかは多くの一般の方には判断がつかないからです。
判断がつかない状態で駆け引きしようと思っても、無理があるのです。
示談書のどこに問題があるのかという事すら発想ができません。
一例をあげましょう。
交通事故の事件を自分で解決しようとしていたMさんは、保険会社から提出された資料を見て、「通院の日数が1日違うのではないか」「通院交通費がガソリンの燃費をリッター10kmで計算しているが、うちの車はリッター5kmしか走らないから損だ」など・・・そういう部分に目がいっていました。
しかし、どんなに頑張って請求したところで、数千円~数万円しか示談金は変わらないという現状に悩んでおられました。
そこで弁護士に示談書をみてもらったら、「通院の日数に比べて、慰謝料の金額は一般的な相場の半分しか」、「そもそも治療の為に会社を休んだのに、その給料損害がそもそも計算されていない」など・・・示談書に書かれていない新たな視点が浮かび上がってきました。
このような視点に注目することで、損害賠償額が数百万円単位で変わってくることが判明しました。
これは交通事故について経験のある弁護士しかできないことです。
ですから、交通事故の損害賠償請求を有利に進めるためには、プロの弁護士に判断してもらう事が必須といっても過言ではありません。
すぐに自分で対応せずに、プロの弁護士にご相談を
もしあなたが一人で保険会社と戦っておられるなら、ぜひ私たちにご相談ください。
「弁護士に依頼すると高いのでは」と思われるかもしれませんが、損害賠償額が増額することで、結果的にあなたが受け取る額が多くなることが多いです。
また、保険会社から、「示談書に関して今週中、今月中に回答してくれ」と言われている場合でも、期限内に回答する義務はありません。このような場合でも、まずは弁護士に相談され、じっくりと事件を解決されていくことをおすすめいたします。