全国交通事故弁護団は、被害者の方のために結成された弁護士の団体です。
強大な力を持つ保険会社に対抗するため、全国各地の弁護士事務所により結成されました。
※注意 全国交通事故弁護団は交通事故の被害者専門の弁護団です。加害者側の方からの法律相談には回答できません。ご注意ください。
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交通事故の事件に関して、実は被害者の方は圧倒的に弱い立場にあります。
「交通事故にあう」という状況は、一生に一回あるかどうかのことです。
これは加害者の側にとっても同じことなのですが、加害者は通常、保険会社と契約しています。
ですから、事実上被害者は加害者の保険会社と戦わなければいけないという事です。
保険会社は年間300万件~400万件の交通事故事件を処理していると言われています。
そのため、圧倒的なノウハウを持っており、素人である被害者の方とは経験がまったく違います。
ですから弁護士に依頼するという事が一般的な行動になります。
しかし、そこには新たな問題があります。
保険会社と対等に戦えるのは一部の強い弁護士だけ
弁護士であれば、誰でも保険会社と十分に戦えるかどうかといいますと、必ずしもそうではありません。
その理由は2つあります。
1つ目の理由は「マンパワーや調査力の問題」です。
保険会社は強大な全国規模の組織ですし、何万人という従業員が働いています。
そのような何万人もの働いている従業員に対して、弁護士は一人で戦うことになります。
交通事故の裁判で勝つためには過去の判例を綿密に調査し、証拠をしっかりと集めることが必須となります。
そのため、どうしてもマンパワーの点で不利になってしまいます。
2つ目の理由は「裁判に勝つためのノウハウの問題」です。
保険会社には交通事故案件を専門に取り扱う弁護士が多数在籍しており、裁判に勝つためのノウハウを多く保有しています。
しかし、弁護士の側は必ずしも交通事故の裁判に精通しているとは限りません。
弁護士には数々の得意分野があり、債務整理や労務問題は得意でも、交通事故に関しては知識が乏しい場合も多いです。
ですので、強大な保険会社側と十分に戦うためには、交通事故に強い弁護士が全国レベルで連合することが大切だと言えます。
本当に交通事故に強い弁護士とは?
本当に交通事故に強い弁護士には2つの条件があります。
1つ目は、多くの交通事故を解決してきた経験とノウハウです。
現在では、インターネットで探せば、弁護士を探すこと自体は非常に簡単にできます。
しかし、交通事故を自分の手で解決してきた全国レベルの弁護士を探すことは、逆に難しくなっているように思います。
あまりに多くの弁護士の情報があふれていて、わかりにくいのです。
2つ目は、交通事故の被害者の気持ちを理解できることです。
弁護士は、法律の面だけではなく、事故にあって不安な被害者の気持ちを十分に理解できる弁護士でなければなりません。
いくら法律の知識があったとしても、被害者の気持ちを理解して、被害者に優しく接することができなければ意味がありません。
残念ながら、世の中には、まだまだ、交通事故の被害者を怒鳴ったりするような弁護士もいるのです。
強大な力を持った保険会社と戦えるネットワーク
- 弁護士誰もが保険会社と戦えるわけではない
- 被害者の方が本当に交通事故に強い弁護士に出会うのは難しい
「本当に交通事故に強い弁護士を探すことが難しい」という被害者の問題を解決するため、全国交通事故弁護団が結成されました。
当弁護団は、一定レベル以上の事件数を経験している実績のある弁護士同士が集まり、それぞれの経験を、シンポジウムなどを通じて定期的に共有しています。
また当弁護団では、全国各地の新人弁護士に対して交通事故の実務を教えるセミナーを年に数回開催しています。
「指導役」として活躍されている弁護士のネットワークの力で、被害者の方を全力でお守りしたいと願っております。